今回のにこ～るブログは、第27回手話寺子屋オンライン講演会についてお話いたします。テーマは、「半世紀生きた私が語る　～手話は言語だ～人生が激変した私のビフォーアフター」。講師は、弊社コーダ子育て支援担当の湯山でした。

　今回はコーダ子育て支援とのコラボ企画のため、日本手話→音声日本語の通訳、文字通訳の情報保障を付けて開催いたしました。

　湯山のご家族のことやろう学校のこと、引っ越しを機に痛感した社会からの差別について、情報やコミュニケーションについて、世界ろう者会議（※1）でのできごと、アメリカ手話を学んだこと、初めての海外旅行でフィンランドへ行った話、最初に勤めていた会社での出来事（口話を止めたきっかけ）、英語を学ぶため、教室探しに奮闘したこと、シアトルに語学留学した話、IT革命などで様々なことが変わっている中で今も昔も変わっていないこと（湯山自身の見解）……と、2時間では収まりきらないほど、凝縮されたお話をしていただきました。

（※1）世界ろう者会議…4年に一度、世界中からろう者が集まり、WFD世界ろう者会議が開催されます。評議員会が開催される他、ろう者にかかわる問題についての発表や豊かなろう文化を紹介するプログラムがおこなわれます。（全日本ろうあ連盟HP「世界ろう連盟の基礎情報」よりhttps://www.jfd.or.jp/int/wfd/wfd-info.html ）

ちなみに湯山は1991年に東京で行われた世界ろう者会議に参加し、それが「人生開眼」となったきっかけでもあります。

　湯山がこれまでの人生で経験した様々な出来事を通して、「手話が言語であり、大切なものである」と実感し、そして、その大切さを伝えたいという想いが溢れていた講演会でした。湯山のフットワークが軽くエネルギッシュな部分の原点が垣間見えました。

　今回の講演会、ご視聴いただきありがとうございました。

第30回講演会、現在お申込み受付中です。皆様のお申し込みをお待ちしております。