にこ~るブログ
2024.08.09
第36回手話寺子屋オンライン講演会

 今回のにこ~るブログは6月30日に行なわれた第36回手話寺子屋オンライン講演会についてです。

 今回の講演会の講師は、国立障害者リハビリテーションセンター学院・手話通訳学科の非常勤講師であり、『Noricoda 波瀾万丈』の著者でもある宮澤典子氏。テーマは「奥深く興味深い翻訳の世界~手話通訳力を高めるための知識と技術~」です。

 

 まず初めに、宮澤氏の自己紹介と生い立ちをお話しいただきました。その後、手話通訳者/士の役割について、「翻訳」とはどういった作業なのか、なぜ誤訳されてしまうのか、そして翻訳をするにあたり何が必要なのかについて、質疑応答も込みで2時間たっぷりお話しいただきました。

 

 音声日本語と日本手話の言語的・文化的な背景の違いから、直訳するのではなく、手話が意味する内容を伝えることが重要であるということを学ばせていただきました。

 現在手話通訳士として活躍されている方にも、これから手話通訳士の資格を取るために勉強中の方にも、とてもためになる講演でした。

 講演会のアンケートの回答も大変好評で、第二弾を希望される方も非常に多かったです。アンケートに協力いただいた皆様、ありがとうございました。

 

 私も日本語⇔日本手話の翻訳ができるようになるために、まずは、翻訳の訓練として宮澤氏があげていた「日本語の内容を日本語で説明」できるようにすることから始めてみようと思います。

 

 第36回講演会もご参加くださいまして、ありがとうございました。第37回講演会、現在お申込み受付中です(2024918日(水)締め切り)。

 

 皆様のお申し込みをお待ちしております。