- 2020.03.19
- NHK手話放送プロジェクトに、ろう通訳として出演しました!(3)~“昔話法廷”編~
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今回は、第3弾「“昔話法廷”編」のろう通訳のお話をいたします。
《リンク》ハートネットTV 手話で楽しむみんなのテレビ!「“昔話法廷”編」→https://www.nhk.or.jp/heart-net/program/heart-net/1291/
※リンク先は「昔話法廷」本編の写真しか載っていないため、寺澤は映っていません。
【「“昔話法廷”編」の時の通訳方法】
ワイプ通訳で撮影をしました(ワイプ通訳の方法については「ドキュメント72時間」のにこ~るブログ記事(https://www.wp1.co.jp/blog/1921/)参照)。
しかし、「おはなしのくに」や「ドキュメント72時間」の時と違い、番組形式がスタジオ内での対談でした。
対談形式のため、話が次から次へと展開し、表示される字幕がすぐに消えてしまうという状態でした。そのため、字幕が消える前に訳した表現を表す必要がありました。手話監修者と、短くシンプルな表現やどの部分を省略して表すかを相談しました。
瞬きする間に字幕が消えてしまうこともあり、撮影中とても緊張しました。撮影終了後は照明の暑さと緊張で汗びっしょりでした。
【全体の感想】
3回の撮影ではそれぞれ緊張の種類が違いました。
「おはなしのくに編」時は、初めての試みであることや、スタジオの緊迫感に緊張しました。「ドキュメント72時間編」では、時間内に間違えずに手話表現するプレッシャーに緊張しました。そして「“昔話法廷”編」では速く表示されては消える字幕にタイミングを合わせることにドキドキしました。
この撮影を通して、講演会の時に行なったろう通訳とは違った通訳をできたことは、とてもいい経験になりました。また、通訳はろう者もできるということを知ってもらう良いキッカケになりました。
【筆者感想】
筆者も番組全て視聴しました。手話が分かる聴者には、普段見ている番組に手話が付く新鮮さと、手話で見る楽しさがありました。また、手話の分からない人にも楽しんでもらえるような演出の工夫があり、これをきっかけに手話に興味を持ってもらえたら嬉しいですね。
ろう通訳についてお話が聞けて、筆者自身も目から鱗なことが沢山ありました。この知識を踏まえて、もう一度録画を見ようと思います!
寺澤さんお疲れ様でした。