にこ~るブログ
2020.06.04
聴覚障がい者対象福祉給付制度について  2、日常生活用具の給付制度

 第2回は、日常生活用具の福祉給付制度について、詳しくお話いたします。

 

 下記URLのページのリストを参照しながら、具体的どのような商品があるか紹介いたします。

https://www.wp1.co.jp/welfare/apply/#nisseigu

(2020年6月現在)

 

 日常生活用具は、地域で申請可能な製品の項目が異なります。

全国、東京のみ、一部の地域のみの3つに分けられます。

 

●全国の区市町村で申請可能な項目

聴覚障害者用情報受信装置…テレビの文字放送や聴覚障害者の専用番組(目で聴くテレビ)が見られる機械です。

(商品例)アイドラゴンⅣ(※1)

屋内信号装置…玄関チャイムの音やFAXの着信音等を振動や光でお知らせする装置です。受信器と発信器のペアで使用します。

(商品例)ベルマンビジットシステムシルウォッチ

画像はベルマンビジットシステム福祉Bセット

聴覚障害者用通信装置…音声の代わりに文字や動画によって通信が可能な機械です。

(商品例)FAX、テレビ電話

火災警報器…音の代わりに振動や光でお知らせする火災警報器です。

(商品例)ハイガード、ベルマン火災警報発信器

自動消火装置…自動的に消火液を噴射し初期火災を消火する装置です。

(※1)大変申し訳ございませんが、当社ではアイドラゴンのお取り扱いがございません。お手数をおかけしますが、アイドラゴンにつきましては認定NPO法人 障害者放送通信機構にお問い合わせください。

 

●東京都内の区市町村で申請可能な項目

携帯用信号装置…呼び出し器です。仕様が、「送信機による合図が、視覚、触覚等により知覚できるもの」となっています。

(商品例)ツーウェイウィンブル

フラッシュベル…音の代わりに光によってお知らせする装置です。

(商品例)ベルマンフラッシュ受信器(※2)、パトライトF(※3)

会議用拡聴器…音声の拡大や、音声を文字に変換するなどして、会議の際に難聴者が聞き取りや情報を得やすくする補助機器です。

(商品例)聴六、聴吉

(※2)ベルマンフラッシュ受信器で来客を知りたい場合はフラッシュ受信器単体ではご利用できないため、別途ドアセンサ発信器が必要となります。

(※3)ベルマンフラッシュ受信器、パトライト共に、商品の金額が福祉の上限金額である、¥12,400を超えてしまいます。超過分は自己負担になりますので、予めご了承ください

 

●一部の区市町村で申請可能な項目(※4)

振動式目覚まし時計…起床時刻に音の代わりに振動でアラームをお知らせする目覚まし時計です。

(商品例)ベルマンアラームクロッククラシック、ベルマンアラームクロックプロ

補聴器対応電話機(中野区)…補聴器を付けながら電話をすることができる電話機です。 

(商品例)ジャンボプラスAP

(※4)自治体によって、独自の項目が存在する場合がございますので、まずはお住いの地域の福祉課担当者にご相談ください。

 

 以上が申請項目の内容になります。

手帳の等級、給付上限金額、耐用年数等、項目により異なりますのでご注意ください。

 

日常生活用具給付の申請方法は下記をご参照ください。

https://www.wp1.co.jp/welfare/apply/#nisseigu-s

 

 日常生活の福祉給付についてより詳しく知りたい方、福祉給付のためのパンフレットがございますので、ご入用の方はお問い合わせください。https://www.wp1.co.jp/postmail/

 

次回は、補装具の申請についてお話いたします。