にこ~るブログ
2020.10.09
補聴器と助聴器(集音器)

 当社では、補聴器の他に助聴器というものも取り扱っています。助聴器って何?補聴器とどう違うの?!と思われた方もいらっしゃるかと存じます。

 

 今回のにこ~るブログは、補聴器と助聴器のそれぞれの特徴と違いについてご紹介いたします。因みに集音器も助聴器と同じ物になります。この記事では「助聴器」と記載させていただきます。

 

【補聴器】

 補聴器は、厚生労働省から承認された医療機器になります。薬事法において「管理医療機器(クラスⅡ)(※1)」に分類されています。

 補聴器の場合、個人のきこえの状態に合わせて聞こえづらい音量を上げたり、うるさく聞こえてしまう音量を下げたりするというような、その方の聴力に合わせた音量調整(フィッティング)をすることが可能です(※2)。また、最近はストリーミングできる補聴器も増えてきています(※3)。

※1…医療機器は、人体へのリスクに応じて分類されます。クラスⅡは機器に不具合が生じた場合でも、人体へのリスクが比較的低いと考えられるもの。

※2…補聴器のフィッティングについて詳細はこちら https://www.wp1.co.jp/blog/2156/

※3…電話やテレビ、Youtube等のようなインターネット上のメディアの音声を、Bluetoothや専用のアプリを使用して補聴器に直接届けることができます。

 

【助聴器(集音器)】

 補聴器との一番の違いは、助聴器が医療器具ではないという点です。医療器具ではないので、「難聴の人が安全に使用する」という前提で開発製造されていません。そのため、使用方法を注意しないといきなり大きな音を聞いてしまい、耳を傷めてしまう可能性もあります。

 形状は、電話の受話器のように耳に当てて聞くタイプや、イヤホンを使用して聞くタイプ等があります。周囲の音の音量をそのまま大きくするという単純で分かりやすい機能となっております。

 

クリアーボイス

https://www.wp-shop.net/shopdetail/000000000038/ct10/page1/recommend/

【まとめ】

 補聴器も助聴器もどちらも長所短所があります。また、使用される方の聴力や使用環境、使用可能かどうかも人それぞれなので、製品を聞いてお試しいただく必要があります。

 

 当社では、補聴器と助聴器どちらもデモ器のお貸出しが可能ですので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。

 

参考文献

・補聴器と集音器って何が違うの?その一 – シグニア補聴器

https://www.signia.jp/blog/hearing_aid_and_hearing_amplifiers/

・初めての医療機器開発(初級編)~審査のしくみ~

https://www.pmda.go.jp/files/000215605.pdf

・ダイレクトストリーミング 通話や音楽を補聴器へ直接ストリーミング – シグニア補聴器 https://www.signia.jp/direct-streaming/

・StreamLine TV ドルビーデジタルによるダイレクトストリーミング – シグニア補聴器 https://www.signia.jp/streamline-tv/