にこ~るブログ
2021.02.05
第5回手話寺子屋オンライン講演会

 1/30(土)に第5回の手話寺子屋オンライン講演会が開催されました。参加された皆様、ありがとうございました。今回のにこ~るブログは第5回オンライン講演会についてお話いたします。

 

 講演会のテーマは「地域の手話で話そう」。講師は手話寺子屋名古屋教室の近藤・海野・林の3名が担当しました。

 

 3名とも出身地がそれぞれ違います。近藤は北海道、海野は茨城県、林は福岡県です。3名の出身地の手話でその地域特有の表現についてシチュエーション別にお話してくださいました。また、数字・曜日はどのように表すのか等をお話してくださいました。

 

 茨城と福岡というようにかなり離れた地域でも同じ手話表現があったり、どの地域でも表現がバラバラだったりする言葉もあったりと、とても興味深い内容の講演会でした。

 途中、司会を担当していた大阪教室の知久氏が、出身地である群馬県の手話表現について話す場面もありました。

 

 地域特有の表現ですが、高齢の方しか使用していないこともあり、使う人がだんだん減ってきているそうです。

 最後に林が「日本語に方言があるように、日本手話にも地域ごとの表現があります。それらは、表出される手の形が違っていてもCLやNMMなど日本手話における共通のルールがあります。なので、各地域特有の手話を後世に伝えていくのも大切だと思います。新しい手話を作るだけでなく、地域に根付いた伝統的な表現も残してほしいです」と話していたのが印象に残りました。

 

次回のオンライン講演会の参加者募集中です。詳細は下記URLからご覧ください。

https://www.wp1.co.jp/perso/オンライン講演会

 皆様のお申し込みをお待ちしております。