- 2021.11.05
- 補聴器購入後のアフターケアについて
-
北風が大分冷たくなってきましたね。また、空気も乾燥している日が多くなってきました。空気の乾燥している日は、補聴器の空気電池の扱いによっては、電池の寿命を縮めてしまうことがあります。今回のにこ~るブログは、補聴器購入後のアフターケアと補聴器用空気電池の取り扱いについてご紹介いたします。
【補聴器のメンテナンス】
補聴器も毎日使用していると、汗やほこり等で汚れていきます。それによって故障したり、音がきこえにくくなったりする場合があります。ご自身でも普段から補聴器の掃除を行なって快適なきこえを保ちましょう。
自分で行なえる補聴器の日々のメンテナンスについてはこちらをご参照ください。
自分で行なうのが難しいクリーニングや、補聴器内部のオーバーホールはにっこり補聴器屋さんで行なっております。(お店で行なうクリーニングはいつでも無料です。オーバーホールは、保証期間内は無料。その後は有料となります。)
お気軽にお問い合わせください。
※事前にご予約を頂いたお客様を優先させていただきますので、ご来店の際はご予約のご協力をお願い申し上げます。
【補聴器のフィッティング(※)】
(※)フィッティングの細かい仕組みについてはこちらをご参照ください。
補聴器は購入してからがとても大事です。補聴器を通してきく音は、いつもきく音とは違ってきこえてきます。そのため、補聴器を着けてきく音に違和感があっても、徐々に慣れていく必要があります。(脳が音に慣れるまで、個人差はありますが3か月間程度かかると言われています。)
ただ、合わない音をきき続けるのも大変です。そういった場合は、音域ごとに音量を調節したり、補聴器の使用用途(会話中心、演劇鑑賞、音による危機回避等)によってよりききやすい音のモードを設定したり、自分で音を変更できるプログラム設定を行うことが有効です。これが補聴器のフィッティング(調整)です。
補聴器のフィッティングもにっこり補聴器屋さんで行なっております。きこえが合わないと感じた時は、お気軽にご相談ください。
※こちらもメンテナンス同様、事前にご予約を頂いたお客様が優先となっております。ご来店の際は、ご予約のご協力をお願い申し上げます。
【補聴器空気電池の取り扱い】
補聴器用の空気電池は、使用環境の乾燥状態と外気の温度と二酸化炭素によって本来の電池寿命より短くなることがあります。
そのため以下の4点にご注意の上、ご使用いただくようお願い申し上げます。
1、シールをはがしたら、しばらくお待ちください。
→シールをはがしてすぐ使用すると、補聴器の動作が不安定になります。夏は30秒~1分、冬は1分~2分程度待ってから使用してください。
2、電池を乾燥ケースに入れないで。
→補聴器に電池を入れたまま乾燥ケースに入れると、電池寿命が83%~95%まで短縮されます。補聴器を乾燥ケースに入れる際は、電池を取り出してください。
3、部屋の換気をこまめに。
→石油、ガスのファンヒーターやストーブをご使用のお客様は、換気を十分に行なわないと64%~77%程度に寿命が短縮されます。
4、電池の保管について。
→保管は常温、常湿が最適です。直射日光、高温、多湿の場所を避けて保管してください。 冷蔵庫も不適です。