- 2022.02.09
- 書籍紹介:『Noricoda 波瀾万丈』
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今回のにこ~るブログは、『Noricoda 波瀾万丈』という書籍をご紹介いたします。
本書には、コーダであり手話通訳士として活躍している、宮澤典子さんの生い立ちと、手話通訳の経験を通じての考えをまとめた手話通訳論が書かれています。
手話が分からなくて苦しんだ時期や、家族の中で自分だけが聞こえるが故の葛藤が書かれており、コーダの境遇を知ることができる書籍の一つです。
同じくコーダで、書籍を出版されている五十嵐大さんとも、また境遇が異なります。既に五十嵐さんの書籍を読まれている方や、コーダについてもっと知りたい方にお勧めです。
また、本書には宮澤さんが通訳のお仕事の時に考えたことだけでなく、国立障害者リハビリテーションセンター学院(※1)手話通訳学科の非常勤講師として働いていた時のお話や、東日本大震災が起きた当時の宮城(宮澤さんの故郷)での活動・当時の被災地の状況についても書かれています。手話通訳士・手話通訳者で活躍されている方や、手話通訳士(者)を目指されている方も是非ご一読ください。
(※1)国立障害者リハビリテーションセンター学院…通称「国リハ」。
障害者のリハビリテーションに関する技術者に対し、障害者のリハビリテーションに関する理論及び技術を授けること並びに障害児の保護及び指導に従事する職員に対し、障害児の保護及び指導に関する理論及び技術を授けることを目的とした養成・研修を行う教育・訓練担当部門。(学院案内より)
・国立リハビリテーションセンター学院HP http://www.rehab.go.jp/College/japanese/
・国立リハビリテーションセンター学院手話通訳学科HP http://www.rehab.go.jp/College/japanese/yousei/si/
『Noricoda 波瀾万丈』商品紹介ページ