8月１１日（木）に第24回手話寺子屋オンライン講演会を開催いたしました。今回は『ろう者の私が俳優を通して感じたこと』というテーマで、忍足亜希子氏にご登壇いただきました。

　忍足亜希子氏は、1999年に公開された映画『アイ・ラヴ・ユー』で主役を演じられた、ろう者の女優です。映画や舞台等で活躍されています。また、昨年の5月にはエッセイ『我が家は今日もにぎやかです』（アプリスタイル）を出版されました。

　今回の講演会では、『愛していると言ってくれ』や『星の金貨』などの手話やろう者を描く（聴者がろう者役を演じる）テレビドラマについてのお話や、『アイ・ラヴ・ユー』の撮影の裏話、忍足氏の演技論など、忍足氏の思いを２時間たっぷりお話しいただきました。

　特に忍足氏が女優になったきっかけのお話と、演技論のお話はとても興味深く、「人生って何が起こるか分からないな」「ろう俳優の方と撮影する際の工夫がとても面白いな」と思いました。

　「ろう児たちにも、“ろう者だって俳優になれる”という希望を与えたい」と語られており、とても素敵だなと感じました。また、忍足氏の演じる姿を見たろう児達が、俳優に憧れて夢を叶えていくのがとても楽しみになりました。

　今回の講演会、ご視聴いただきありがとうございました。第26回講演会、現在募集中です。皆様のお申し込みをお待ちしております。